国・地域IDデータセットは、江戸時代から明治時代にかけて存在した国と地域（蝦夷地等）に識別子（ID）を付与したものです。江戸時代から存在していた国・地域にはP001-P070のIDを付与し、明治時代になって分割されたP001-P003に対しては、分割後の国にもP100-P117のIDを付与しました。さらに、同様の国IDを有する旧国・旧郡境界データセットや幕末期近世村領域データセットとリンクしており、藩については藩IDデータセットともリンクしています。

他のデータセットとの比較

旧国・旧郡境界データセットや幕末期近世村領域データセットも国に独自のIDを付与しています。しかしこれらのデータセットのIDには、以下の問題がありました。

1. 現在の北海道全体を指す「蝦夷地」のIDがない。
2. 北方の国（出羽、陸奥、蝦夷地）については、明治初期に分割される前後のIDが混在している。
3. IDの順番から規則性を読み取りづらい。

これらの問題を改善するために、本データセットでは、蝦夷地を加えるとともに、分割後の国に100番台のIDを付与することで明確に区別しました。また、おおむね北から南にIDを増やしていくことで、IDの順番をイメージしやすくしています。なおIDのPは、英語で国に対応する「Province」の先頭文字です。

更新情報

2025-09-19

国・地域IDデータセットを公開しました。