『万宝料理秘密箱 卵百珍』のレシピです。翻刻テキスト、現代語訳、現代レシピの3種類があります。すべてのレシピに翻刻テキストを用意していますが、現代語訳と現代レシピは一部のレシピに限定しています。なお画像一覧からもレシピにアクセスできます。
現代レシピ
肉厚ジューシー!松茸煎込卵
松茸を椎茸で代用!身近な食材で年中作ることができるよう、お手軽に再現しました。椎茸の風味がアクセントに!秋の季節は、松茸を用いて香りも楽しんでみてはいかがでしょうか?
材料 | 分量 (1人分) |
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卵 | 1個 |
椎茸 | 3個 |
手順
1 | 椎茸の軸をカットする。 | |
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2 | 卵をときほぐす。 | |
3 | 椎茸の笠の中に卵液を流し込む。 | |
4 | 200度のトースターで8〜10分焼いて完成! |
コツ・ポイント
椎茸は、笠が大きめのものを選んでください。焼き加減の目安は、卵がきつね色になるまでです。
レシピ概要
項目 | 内容 |
---|---|
食材分類 | 卵、きのこ |
主な食材 | 卵、松茸 |
主な調理法 | 焼く |
主な使い方 | 取肴、台引物、平皿物、刺身、小皿物 |
現代語訳
手順
1 | 秋、出盛りの中開きの松茸の軸を全て切り取る。皮はそのままにする。 |
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2 | ①を仰向けに置き、炭火にかける。 |
3 | ②を焼いている間に、卵を割り、よく溶き合わせる。 |
4 | ②の笠の中に③を流し込んで焼く。 |
5 | 卵を少しずつ、何度かにわけて入れると良い。 |
使い方など
使い方は、取肴、台引物、平皿物、刺身、小皿物、その他いずれも見合わせて使う。
翻刻テキスト
手順
1 | 秋の出盛の松茸の 中開の茸を ぢくを皆きりとり 皮は そのままにして |
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2 | 炭火にかけのけに掛て |
3 | 焼うちに たまごをわり よくとき |
4 | 右の茸の笠の中へ 流し込焼べし |
5 | 尤もたまを すこしづつ 度度に入レてよし |
使い方など
遣ひ方は 一、取ざかな 一、臺引もの 一、平皿もの 一、さしみ 一、小皿もの 其外いづれも 見合セ遣ふべし
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ライセンス
『江戸料理レシピデータセット』(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター作成) 『日本古典籍データセット』(国文学研究資料館所蔵)を翻案 はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-SA)の下に提供されています。
ご利用の際には、例えば以下のような表示をお願いします。
『江戸料理レシピデータセット』(CODH作成) 『日本古典籍データセット』(国文研所蔵)を翻案
また可能な場合には、データ提供元であるROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)へのリンクをお願いします。