五色卵

『万宝料理秘密箱 卵百珍』のレシピです。翻刻テキスト、現代語訳、現代レシピの3種類があります。すべてのレシピに翻刻テキストを用意していますが、現代語訳と現代レシピは一部のレシピに限定しています。なお画像一覧からもレシピにアクセスできます。

現代レシピ

華やかなおもてなし!五色卵のお吸い物

考案:三ツ星たまごソムリエ友加里

お吸い物の具材として使いました。五色卵をそえることで、シンプルなお吸い物が、華やかになります。

材料 分量 (2人分)
卵白 4個
卵黄 2個
小さじ1
ケチャップ 小さじ2
イカスミパスタの素 小さじ1
ほうれん草 2束
サラダ油 適量
(お吸い物)しじみ 適量
(お吸い物)三つ葉 適量

手順

1
白色の卵は、白髪卵と同様につくる。
2
赤色の卵は、卵白1個分にケチャップを加え、よく溶きほぐし、こし器などでこす。
3
青色の卵は、刻んだほうれん草をコーヒーフィルターに入れ、汁を絞る。卵白1個分を加え、よく溶きほぐし、こし器などでこす。
4
黄色の卵は、卵黄2個に水を加えてよく溶きほぐし、こし器などでこす。
5
黒色の卵は、かもじ卵と同様につくる。
6
フライパンに油をしき、5を流し込み、弱火で焼き、1cm幅にカットする。
7
フライパンに油をしき、6を4本並べ、間に1〜4の卵液を流し込み、弱火で焼く。
8
焼けた卵を取り出し、冷ましてからお好みの太さにカットして、お吸い物に添えて完成!

コツ・ポイント

弱火でゆっくり焼くと、きれいに仕上がります。

Cpicon クックパッド江戸ご飯のレシピ

レシピ概要

項目 内容
食材分類 卵、野菜
主な食材 卵、生えんじ、青菜、鍋墨
主な調理法 漉す。箱入れ蒸し、または焼く
道具 紙、絹布、水仙鍋
主な使い方 取肴物、煎(に)冷し物、組肴切重、平皿物、大硯蓋物、台引物、刺し身

現代語訳

手順

1 これも糸組卵の様に、色を合わせる。
2 取肴・煮冷し物にするには、箱入れ蒸にする。
3 また、卵鍋に入れてよく焼くのも良い。

使い方など

使い方は、組肴切重、平皿物、大硯蓋物、台引物、刺身、その他何に使用しても一段とよい。料理人の趣向によって切り方・使い方がある。

翻刻テキスト

手順

1 是も 前段のことくに 色を合
2 これは又 取肴もの 煎冷し物には 箱入蒸にすへし
3 又卵焼のなべにても能やくもよし

使い方など

此遣ひ方は 一、組肴切重 一、平皿もの 一、大硯ふたもの 一、䑓引もの 一、指身其外何にても 一、段と冝し 庖丁人の 趣向により 切方遣方 これあり

picture日本古典籍画像の閲覧(IIIF Curation Viewer): 画像表示サムネイル表示

list 書誌情報

ライセンス

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
江戸料理レシピデータセット』(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター作成) 『日本古典籍データセット』(国文学研究資料館所蔵)を翻案 はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-SA)の下に提供されています。

ご利用の際には、例えば以下のような表示をお願いします。

『江戸料理レシピデータセット』(CODH作成) 『日本古典籍データセット』(国文研所蔵)を翻案

また可能な場合には、データ提供元であるROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)へのリンクをお願いします。

提供:ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター