源氏卵

『万宝料理秘密箱 卵百珍』のレシピです。翻刻テキスト、現代語訳、現代レシピの3種類があります。すべてのレシピに翻刻テキストを用意していますが、現代語訳と現代レシピは一部のレシピに限定しています。なお画像一覧からもレシピにアクセスできます。

現代レシピ

和食に洋風に☆源氏卵

考案:AMANE

レンコンの周りの黄色と、穴の白身のコントラストが鮮やかな一品。

材料 分量 (2人分)
全卵:6個、白身:3個程度
蓮根 1本
片栗粉 大さじ2以上
小麦粉 適量

手順

1
フライパンで厚さ3mm程の薄焼卵を作ります。
2
蓮根の皮を剥きます。
3
蓮根を茹でます。火が通ったら、水を切ります。
4
薄焼卵に生卵の白身を塗り、茶こしを使って小麦粉を振ります。
5
薄焼卵の上に蓮根を乗せてくるくると巻きます。
6 巻いた薄焼卵の端に卵の白身を塗り、卵がバラけないように留めます。
7
蓮根の穴に生卵の白身を流し込みます。
8 7をオーブンで焼く。もしくは蒸し器で蒸します。
9 白身が固まったら完成。冷えたら切ります。

コツ・ポイント

薄焼卵は蓮根を巻ける大きさに作ります。生卵の白身はあらかじめ片栗粉を混ぜるか、メレンゲ状にしてから、蓮根の穴に流し入れると、うまくできます。蒸す際に巻き目を下にするとバラけません。味付けは自由です。煮物は勿論、ケチャップにも合いそうです。

Cpicon クックパッド江戸ご飯のレシピ

レシピ概要

項目 内容
食材分類 卵、野菜、小麦粉
主な食材 卵、蓮、うどんの粉
主な調理法 茹でる(蓮)、焼く
道具 卵鍋

現代語訳

手順

1 卵鍋に生卵を割り入れ、厚さ1分(3mm)程の薄焼卵を焼く。
2 太めの蓮の皮を剥き、よく茹でてから、水を切る。
3 薄焼卵に生卵の白身を塗り、小麦粉を振る。
4 蓮根を薄焼卵の上に置き巻きしめる。薄焼卵の端に卵の白身を塗る。
5 蓮根の穴に生卵の白身を流し込む。
6 ⑤を遠火で炙る。
7 火が通ったら、よく冷まして切る。

翻刻テキスト

手順

1 是は 卵鍋にて たまごわりこみ
2 厚サ一分ほどに焼
3 さて蓮のふときをむきよくゆでて雫をさり
4 右のたまごに 又たまごの白味をぬり
5 すこし うどんの粉をふりて
6 右の蓮の中へ入レて能〆て 巻め小口に 同しく白味をぬり
7 右の蓮の中の す穴へ すこし白味をながしこみ
8 遠火にて 火とりて よくさまして 切へし

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ライセンス

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