『万宝料理秘密箱 卵百珍』のレシピです。翻刻テキスト、現代語訳、現代レシピの3種類があります。すべてのレシピに翻刻テキストを用意していますが、現代語訳と現代レシピは一部のレシピに限定しています。なお画像一覧からもレシピにアクセスできます。
現代レシピ
〜家主貞良卵〜
ふんわり焼き上げれば、まさに江戸時代の「カステラ」!チョコレートソースなどと合わせても美味しくいただけます。
材料 | 分量 |
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卵黄(L卵) | 3個分 |
卵白(L卵) | 3個分 |
サラダ油 | 15g |
ハチミツ | 20g |
みりん | 20g |
牛乳 | 20g |
砂糖 | 75g |
小麦粉(強力粉) | 75g |
手順
1 | 卵黄を溶き、小麦粉・牛乳・砂糖・ハチミツとよく合わせる。 | |
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2 | ①を濾す。 | |
3 | 適度な大きさの型を用意し内側に油を塗る。 | |
4 | ②とよく泡立てた卵白を合わせる。 | |
5 | ④をゆっくりと型に入れる。 | |
6 | オーブンで焼く(ふっくらと膨らむ)。 | |
7 | 焼きあがったら冷まし、好みの大きさに切る。 |
レシピ概要
項目 | 内容 |
---|---|
食材分類 | 卵、小麦粉 |
主な食材 | 卵、うどんの粉 |
調味料 | 白砂糖、油 |
主な調理法 | とき合わせる、しぼる、焼く |
道具 | もじの切か布、大和鍋か江戸鍋、行燈の火皿 |
現代語訳
手順
1 | 上等の大きな卵18個、白砂糖60匁(225g)、小麦粉8合(1440cc)をよく溶き合わせる。 |
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2 | 綟(もじ。麻で織った粗い目の布)の切れか布目の荒い布で、①を一度こす。 |
3 | 大和鍋か江戸鍋の鍋底に、多めに油を引く。 |
4 | 鍋の中に②を入れ、下火を弱くする。 |
5 | 上には、行灯の火皿を乗せ、この中に灰をうすく引き、火を入れて焼く(上下から熱を加える。オーブンで代用可)。 |
6 | この方法は、上々菓子の作り方と同じである。 |
翻刻テキスト
手順
1 | 上々大玉子を 十八に 白砂糖百六十匁 うどんの粉八合入レ |
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2 | 右三品を よくとき合セてもじの切か 布の目のあらきかに入レ 一へんしぼりて |
3 | さて大和鍋か江戸鍋かの底へ 油をとくと引 右のたまごをいれ |
4 | 下へ火をよわくして 上に行燈の火皿をのせ 此中へ灰を 一重引 其上に 火を入レ やくべし |
5 | 此仕方は 上々菓子の仕方に同し |
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ライセンス
『江戸料理レシピデータセット』(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター作成) 『日本古典籍データセット』(国文学研究資料館所蔵)を翻案 はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-SA)の下に提供されています。
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『江戸料理レシピデータセット』(CODH作成) 『日本古典籍データセット』(国文研所蔵)を翻案
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