第3回CODHセミナー
人文学でのDOI活用 〜研究データや所蔵品など研究資源へのDOI付与〜

テーマ

DOI (Digital Object Identifier)はこれまで論文などの研究成果に付与されてきましたが、この仕組みを研究データや所蔵品などの研究資源にも拡大する動きが広まりつつあります。こうした潮流の背景には、研究の入力から出力までを一意に特定・追跡し、研究に関する資料へのアクセスを永続的にするとともに、研究成果を他者が検証できるようにしようという考え方があります。

しかし人文学分野における研究資源の公開には、大規模な組織から小規模なプロジェクト、そして個人の研究者や愛好家まで様々な主体が関わりますので、DOIの導入方法も違ってくるでしょう。そこで人文学に関連する分野におけるDOI導入の先行事例を集め、現状と今後の課題を議論する場を設けました。

DOIの導入をお考えのデータ利活用関係者(研究者、図書館員、アーキビスト、情報システム構築者など)の情報収集の場としてだけではなく、質問と議論の時間も十分に確保して、参加者の理解を深める場にしたいと考えています。

基本情報

日時 2017年5月30日(火) 13:00-15:40
会場 国立情報学研究所 1208/1210会議室
参加登録 参加費は無料、定員は約40名です。参加ご希望の方は、5月29日(月)までに参加登録をお願いします。
言語 講演はすべて日本語です。
主催 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)
後援 研究データ利活用協議会
研究プロジェクト 検索機能の高度化に係る総合的研究, 日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築事業 研究開発系共同研究, 国文学研究資料館

参加登録

セミナーは終了しました。参加者は49名でした。ご参加ありがとうございました。

プログラム

発表概要

DOI概論―研究基盤のオープン化に向けたIDの活用

発表資料:doi:10.20676/00000010

「DOI (Digital Object Identifier)とは何か?」を改めておさらいするとともに、従来の論文と比べて研究資源へのDOI付与ははなぜ難しいのかを論点とともに紹介し、その活用の見通しについても触れる。

人文学を検証可能に―DOIへの取り組み・国文研

発表資料:doi:10.20676/00000011

国文学研究資料館は、この春、全冊画像のある古典籍の検索のために新日本古典籍総合データベースを試験公開する。ここでは1点ごとの典籍にDOIを付与するが、研究者がこのDOIを活用することの有用性について考えてみたい。

Re*poNからみたJAIRO Cloudの可能性

発表資料:doi:10.20676/00000013

学術資源リポジトリ協議会(Re*poN)における博物館資料へのDOI付与事例をもとに、研究資源公開プラットフォームとしてのJAIRO Cloudの可能性を検討する。

歴史的モノ資料をどのようにデジタルで認識するか

発表資料:doi:10.20676/00000012

国立歴史民俗博物館の館蔵資料におけるDOIの付与に関する課題について検討する。歴史的資料がどのように認識されるのかー言い換えればどのように発見されることが望まれているのか―についての諸課題を検討する。

講演者概要

北本 朝展(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター/国立情報学研究所)

山本 和明(国文学研究資料館)

林 正治(国立情報学研究所)

後藤 真(国立歴史民俗博物館)

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