伊勢物語難義註

「伊勢物語」の難語に関して一つ書きで注釈を施した古注の一種。十一丁裏に別筆細字で新古今集等の八首の和歌が書かれる。諸本としては冷泉家時雨亭文庫本・宮内庁書陵部本・山本登朗蔵本と天理図書館本・東海大学桃園文庫本の二系統に分けられるが、本書は後者に属する。さらに天理本等に比して注釈の項目数が半分以下しか有しないが、他本が冒頭の「業平の氏文の次第」に次いで置く「業平同時代の人々」と「同時代の女房」を末尾に置く配列から、欠本ではなく、短期伝授の秘伝書としてまとめられたとの山本登朗の指摘がある。鉄心斎文庫伊勢物語古注釈叢刊第9巻。

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書誌情報(メタデータ)

項目 内容
DOI doi:10.20730/200024621
国文研書誌ID 200024621
統一書名 伊勢物語難義註
統一書名よみ いせものがたりなんぎちゅう
刊写の別
記載書名連番 記載書名表記 記載書名よみ 記載書名種別 1 伊勢物語難義注 いせものがたりなんぎちゅう 内・帙
オープンデータ分類 日本文学(伊勢物語)
作品通番 772
親子構造 単独
書誌種別 W
コレクションID 3045050
コレクション略称表記 国文研鉄心斎
著作ID 635052
形態 12丁,24.6×20.5cm,半
冊数 1冊
注記 〈写〉表紙に「□坊益□筆」とあり。〈伝〉(印記)「鉄心斎文庫」。
原資料請求記号 98-744
解題 「伊勢物語」の難語に関して一つ書きで注釈を施した古注の一種。十一丁裏に別筆細字で新古今集等の八首の和歌が書かれる。諸本としては冷泉家時雨亭文庫本・宮内庁書陵部本・山本登朗蔵本と天理図書館本・東海大学桃園文庫本の二系統に分けられるが、本書は後者に属する。さらに天理本等に比して注釈の項目数が半分以下しか有しないが、他本が冒頭の「業平の氏文の次第」に次いで置く「業平同時代の人々」と「同時代の女房」を末尾に置く配列から、欠本ではなく、短期伝授の秘伝書としてまとめられたとの山本登朗の指摘がある。鉄心斎文庫伊勢物語古注釈叢刊第9巻。

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