伊勢物語知顕抄

『伊勢物語』の注釈書。著者を平安時代の才人源経信(一〇一六〜九七)と記すが仮託と目される。鎌倉時代成立か。本文では、主人公と住吉神社参詣の折に出現した謎の老人との問答を通じ、伊勢物語の登場人物の名前や出来事の日時などが明かされていく。松平文庫本・続群書類従本・九州大学附属図書館本等と同じ本文の特徴を有するが(松平文庫本系統)、これらはいずれも近世に書写された資料であり、その中において本書の持つ書写奥書(寛永六年五月)が現在確認しうるもっとも早い時期のものである。鉄心斎文庫所蔵【芦澤新二コレクション展Ⅳ】・鉄心斎文庫伊勢物語古注釈叢刊第9巻・伊勢物語古注釈大成第2巻。(藤島)

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書誌情報(メタデータ)

項目 内容
DOI doi:10.20730/200025083
国文研書誌ID 200025083
統一書名 伊勢物語知顕抄
統一書名よみ いせものがたりちけんしょう
刊写の別
記載書名連番 記載書名表記 記載書名よみ 記載書名種別 1 伊㔟物語知顕集 いせものがたりちけんしゅう 内・序首・帙
書写連番 書写者 書写年 書写表部編等 1 寛永6
オープンデータ分類 日本文学(伊勢物語)
作品通番 780
親子構造 単独
書誌種別 W
コレクションID 3045050
コレクション略称表記 国文研鉄心斎
著作ID 93834
形態 27.6×20.2cm,大
冊数 2冊
注記 〈形〉紺地金砂子散らし表紙,銀箔見返し,(上)48丁(下)51丁。〈書〉振り仮名あり。
原資料請求記号 98-832-1~2
解題 『伊勢物語』の注釈書。著者を平安時代の才人源経信(一〇一六〜九七)と記すが仮託と目される。鎌倉時代成立か。本文では、主人公と住吉神社参詣の折に出現した謎の老人との問答を通じ、伊勢物語の登場人物の名前や出来事の日時などが明かされていく。松平文庫本・続群書類従本・九州大学附属図書館本等と同じ本文の特徴を有するが(松平文庫本系統)、これらはいずれも近世に書写された資料であり、その中において本書の持つ書写奥書(寛永六年五月)が現在確認しうるもっとも早い時期のものである。鉄心斎文庫所蔵【芦澤新二コレクション展Ⅳ】・鉄心斎文庫伊勢物語古注釈叢刊第9巻・伊勢物語古注釈大成第2巻。(藤島)

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