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Kaggleコンペティション「くずし字認識」を開始
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2019
7/26
2019年7月19日、Kaggleコンペティション「くずし字認識」が始まりました。日本の古典籍画像中に含まれる文字(くずし字)の種類と位置を自動的に抽出する「くずし字OCRアルゴリズム」の開発が課題です。
コンペティションの公式ページはKuzushiji Recognition | Kaggle、また主催者のページであるKaggleコンペティション:くずし字認識には関連情報をまとめています。
今回のコンペティションは、Kaggleでも初の人文系コンペとなります。特に日本の文字を対象としたコンペですので、日本のコンピュータビジョン・機械学習・AI研究コミュニティなどからの積極的な参加を期待しております!
またコンペの副題は「千年に及ぶ日本文化への扉を開く」としました。これは、日本で千年にわたって使われてきたくずし字の存在を再認識するとともに、いまや大多数の日本人が読めなくなった過去の日本文化へのアクセスを向上させるために、革新的なツールやデータの構築に挑戦して欲しいというコンペ開催者からのメッセージです。我々の文化を研究するための現代的な基盤を作ることは、AIを用いた社会課題の解決の中でも特に重要な取り組みだと考えています。
コンペの締切は10月14日です。まだ始まって1週間ですが、すでに高得点を叩き出すアルゴリズムも登場しています。また入賞者の方々に対しては、11月11日に開催する「日本文化とAIシンポジウム2019」にて、表彰式および成果発表を行います。ぜひご参加下さい。
ちなみに現在は、第23回PRMUアルゴリズムコンテスト「くずし字認識チャレンジ2019」も開催しておりますので、こちらもどうぞ。