歴史地名マップ

人間・文化研究機構などが公開する「歴史地名データ」にバイナリベクトルタイル技術を適用し、多数の歴史地名を同時に表示しつつズームイン/アウトする機能を実現しました。現在の地名数は298,914件です。歴史GIS(Geographic Information Systems)において重要な役割を果たす地名の検索などにお使いください。

検索件数の上限は1000件です。

マーカーの色は歴史地名データの属性に対応し、 行政地名建物水部地形名所旧跡その他 とします。また線状の地名については、一方の端点の位置にのみマーカーを表示します。

また背景地図には地理院タイルを利用しています。デフォルトでは、地名や地物などが書き込まれた「淡色地図」を表示しますが、その他に「色別標高図」「陰影起伏図」「赤色立体地図」「傾斜量図」も選択可能とし、地形と地名との関係を視覚的に把握しやすくしました。

さらに個々の地名にはGeoLODの固有IDを付与し、今後は地名情報の統一的な識別子としての活用も進めていく予定です。

出典

歴史地名データ

歴史地名データは、歴史地名のジオコーディングを可能にすることを目的として、大学共同利用機関法人人間文化研究機構、および、京都大学東南アジア地域研究研究所を主体とするH-GIS研究会により構築されたものです。

データセット

歴史地名データはGeoLODでも検索できます。またGeoNLPの地名辞書形式に合わせて作成した地名辞書については、歴史地名データ辞書をご覧下さい。

関連データセット

『日本歴史地名大系』地名項目データセットは、『日本歴史地名大系』に記載された地名項目をまとめたものです。また一部の地名の位置情報については、歴史地名データを参照しています。歴史的な行政地名については、こちらもご覧下さい。

参考文献

  1. 北本 朝展, "地名情報基盤GeoLODによる地名識別子の収集・共有・活用と歴史ビッグデータ研究", 人文科学とコンピュータシンポジウム じんもんこん2022論文集, pp. 7-14, 2022年12月
  2. 北本 朝展, 鈴木 親彦, 寺尾 承子, 堀井 美里, 堀井 洋, "地理的史料を対象とした歴史地名の構造化と統合に基づく江戸ビッグデータの構築", 人文科学とコンピュータシンポジウム じんもんこん2020論文集, pp. 171-178, 2020年12月
  3. 北本 朝展, 村田 健史, "歴史的行政区域データセットβ版をはじめとする地名情報基盤の構築と歴史ビッグデータへの活用", 情報処理学会技術報告, Vol. 2020-CH-124, No. 1, pp. 1-8, 2020年9月

活用サイト

  1. 江戸観光案内
  2. 江戸買物案内
  3. 江戸マップβ版
  4. edomi
  5. 『日本歴史地名大系』地名項目データセット
  6. GeoLOD