Tsukushi Project

日本古典籍と生成AIを組み合わせ、過去の文化と現代の人々との距離を縮めるAIを開発します。 [もっと詳しく..]

つくしサーチ(試行版)

つくしサーチは、日本古典籍データセットを対象としたテキスト検索サービスです。生成AIチャットを体験するには、つくしサーチから検索するか、日本古典籍データセットの個別ページから、IIIF Tsukushi Viewerのリンクをたどってください。

つくしチャット

つくしチャット

IIIF Tsukushi Viewerの生成AIチャット機能を活用することで、「AIの支援を受けながら日本古典籍を読む」ことを可能とするサービスです。

生成AIチャットを使うと、古文に対して現代日本語で質問し、現代日本語で回答が得られるようになります。そのため、くずし字や古文が読めない人でも現代日本語を用いて古典籍にアクセスできるようになり、現代の人々と古典籍との距離が縮まることが期待できます。

江戸古文風チャットボット

現代のテキストを学習した大規模言語モデル(LLM)に対して、江戸時代の書物など数千点以上から構築した江戸テキストデータセットを継続学習させることにより、現代日本語で質問すると江戸時代の古文風テキストで回答できるチャットボットを開発します。

江戸古文風チャットボット「からまる」

浮世絵画像生成

画像生成も生成AIの中では大きなテーマです。画像の生成やカラー化などのAIを日本古典籍に活用する方法を探ります。

日本古典籍の挿絵のカラー化(Evo-Nishikie)

浮世絵風画像生成(Evo-Ukiyoe)

参考文献

  1. 北本 朝展, "日本古典文化と生成AI", 電子情報通信学会誌, Vol. 108, No. 8, pp. 805-809, 2025年8月
  2. 北本 朝展, "IIIF Tsukushi Viewer:生成AIチャットがアシストする日本古典籍の新しい読み方", 第27回DAショートトーク, 2024年11月 (招待)
  3. 北本 朝展, 本間 淳, カラーヌワット タリン, "IIIF Tsukushi Viewer: 日本古典籍へのアクセス性を向上させる生成AIチャット機能", 情報処理学会技術報告, 2024年7月

関連ページ

  1. 歴史ビッグデータ

ニュース

2025-10-30

つくしチャット(旧称:日本古典籍との生成AIチャット)を正式に公開しました。このサービスには、以下の点を改良したIIIF Tsukushi Viewerバージョン3.0を利用しています。

  1. デザインを全面的に刷新し、画面右側に常にチャットを表示するようにしました。また、Tsukushi Content Serviceから得られるテキストをチャットのタイムライン上に表示する、参照ページへのリンクをインライン表示するなど、チャットの表示方法を改良しました。
  2. 本、ページ、領域を対象としたチャットを統合し、会話のコンテキスト管理機能を改良しました。
  3. チャットのサジェスチョン機能を導入し、会話を継続するきっかけを作り出しました。
  4. Tsukushi OCR Serviceを導入し、Tsukushi Content Serviceにテキストが登録されていない場合に、オンデマンドでAIくずし字OCRをリクエストできる機能を追加しました。

2025-04-01

江戸時代の古文風テキストで会話できるチャットボット「からまる」が公開されました。Sakana AIとの共同研究の成果です。

2025-01-26

Tsukushi Chat Serviceで提供するLLMのリストを更新しました。

2024-11-26

生成AIチャットの利用回数制限を24時間あたり10回から100回に増やしました。

2024-07-22

Sakana AIが開発した画像生成モデルEvo-Nishikieを活用した、日本古典籍の挿絵カラー化を公開しました。

2024-07-18

日本古典籍との生成AIチャット機能を備えたIIIF画像ビューア、 IIIF Tsukushi Viewer(試行版)を公開しました。同時に公開したつくしサーチ(試行版)を活用すると、日本古典籍データセットのくずし字OCRテキスト検索から生成AIチャット機能を利用できます。

2023-07-03

このページを公開し、『絵本江戸桜』のプロトタイプを掲載しました。