作ったデータを研究者が自分で公開し、使われ続ける状態にするための実務をまとめる。
5 オープンサイエンス
下位の章
- 5.1 識別子とデータ引用 データに識別子を与え、引用できるようにする。何に識別子を振るか、どう設計するか、永続的な参照をどう担保するか、そしてデータを業績として引用してもらうこと。識別子を振ることが共同利用の前提になること。
- 5.2 ライセンスの選び方と権利処理 公開するときに何を許すか。主なライセンスの選択とその帰結、素材の権利と成果物の権利の関係、パブリックドメインの資料を使うとき、そして何を開き何を閉じるかの戦略。
- 5.3 公開できるもの・できないもの 公開してよいかどうかの判断。個人が特定される情報、人が写った写真、位置情報、権利が処理できていない資料。全部を開けないときに何を開くか —— 記述だけ、精度を落として、範囲を粗くして。判断の理由を残すこと。
- 5.4 公開したあと 公開はしたが、そこからが長い。更新と版の管理、撤回、リンクが切れること、形式が読めなくなること、そして誰が何をしたかの記録。地理・画像・三次元のデータに固有の難しさ —— 大きい、形式が変わる、配信に仕組みが要る。