Metomくずし字認識サービス(一文字)

使い方

ディープラーニング(機械学習/AI)を用いてくずし字を一文字認識するサービスです。くずし字認識には、Sakana AIが開発したくずし字認識モデルMetomを利用しています。また、IIIF Curation Viewerを活用することで、IIIF (International Image Interoperability Framework)形式の画像配信に対応しています。

Metomくずし字認識ビューア

図:人倫重宝記をMetomくずし字認識ビューアに読み込んで一文字認識を行った例。

まず、Metomくずし字認識ビューアにIIIF Manifestを読み込みます。次に画像の一部領域を切り取ります。具体的には、ビューアの右上に表示される「■」ボタンを使って、認識したい領域を四角で囲みます。次に四角をクリックすると、その中に書いてある一文字(単文字)を認識し、その結果をポップアップウィンドウ内に表示します。

Metomモデルは、今後のバージョンアップで精度を向上させる計画です。

くずし字データセット

くずし字認識モデルの学習には日本古典籍くずし字データセットを使っています。

くずし字データベース検索(ひらがな(変体仮名)・カタカナ・漢字)

くずし字データセットの一覧を見る(機械のための学習データ)

文字種ごとのくずし字一覧を見る(人間のための学習データ)

なお、Metomくずし字認識ビューアの使い方についてはIIIF Curation Viewerをご覧下さい。またIIIFの活用については、IIIF Curation PlatformIIIF Curation Platformの特長おすすめIIIFサイトなどをご覧下さい。

メンバー

  1. Metomモデル構築:Yuki Imajuku, Tarin Clanuwat (Sakana AI)
  2. IIIF Curation Viewer統合:Asanobu Kitamoto (ROIS-DS CODH)

関連サービス

くずし字アプリ・サービス(検索/認識/解析/解読)

更新情報

2025-08-02

Sakana AIが開発したAIくずし字認識モデルMetomを、CODHでAPI化したMetomくずし字認識サービス(一文字)が、以下のプロジェクトで活用されました。

  1. みんなで翻刻 バージョン3
  2. 立命館大学アートリサーチセンター くずし字翻刻学習・指導システム

2025-04-14

Metomくずし字認識サービス(一文字)を公開しました。