江戸の芸能のシンボル、役者絵から歌舞伎を見てみよう(試行版)

鳥山秋作輝忠

ACNo.
arcUP6352
判種
大判/錦絵
続方向
絵師
国周
系統分類題
役者絵、見立絵
所蔵
立命館ARC
画中文字
「狂言の為に心魂狂ふか神魂狂ふに因て狂言を好める乎 孰若を鳥山犬千代が疇昔の遊溟に水黄門の世を視られたる陽狂に髣髴たる意中を知らぬ乳母秋篠が忠嘆義烈生命を犠とし荒滝神に祈誓ひして世に比類なき英傑とする秋作輝忠 金毘羅賽社には天狗を怖馳らせ月祭の夜には妖魔を挫折 膂力は千斤を重しとせず術は万夫を屑ともせぬ天下無敵の豪毅の一奇子 遂に国賊春之助を馘する暁天島山の寨を乗捉る魁登一番槍を投たる戦場騎跨れる奇蹄の駿驪に乳母の霊魂憑詫りしは烏馬とも謂ま欲かりし 秋篠もまた悪鬼神脳が狂ひ出せる乱雲飜波峰上より墜る木の葉武者を捲立たる青海波の渦鞍 柳水亭種清述」