「夫脚気ハ古の説なし黄帝の時ハ号て厥とつ両漢の間号て緩風とに宋斉の後始て脚気といふ所所謂乾脚気湿脚気なきものなり然に近世此病痣大小流行て是を患む者甚多し脚気の専門奇薬数多ありといへども百発百中の的方なし故に令予り弘る所の脚気水毒腫の奇方は先祖より一子相伝の家方にして奇々妙々の神方也其症たるや初起増寒発熱し身体疼痛両脚腫れ重く屈伸なりがたく或ハ麻痺し大小便秘渋しりき脚気水毒衝心する時ハ呼吸短息煩悶し頭眩し或ハ喘急息迫甚しきハ遂に死に至るもの多し其病同しからづといへども病毒ハ一よくて難治の疾病也皆是体虚の人夏」（ショッピング）