『万宝料理秘密箱 卵百珍』のレシピです。翻刻テキスト、現代語訳、現代レシピの3種類があります。すべてのレシピに翻刻テキストを用意していますが、現代語訳と現代レシピは一部のレシピに限定しています。なお画像一覧からもレシピにアクセスできます。
現代レシピ
お箸で作れる!かんたん花卵
考案:AMANE
江戸時代からあった花形卵☆お箸で挟んで置いておくだけなのでとっても簡単です。もちろんお弁当にも!

材料 | 分量 (2人分) |
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卵 | 1個 |
食紅 | 2杯(附属の杯) |
手順
1 | ![]() |
ゆで卵を作ります。 |
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2 | ![]() |
卵の殻をむきます。 |
3 | 殻をむいた卵を熱湯にしばらくつけます。 | |
4 | 卵を湯から取り出し、クッキングシートを巻きます(なくても出来ます)。 | |
5 | ![]() |
お箸を使って形をつけます。 |
6 | ![]() |
箸の上からゴムでくくります。 |
7 | ![]() |
よく冷ました後、食紅で色をつけます。 |
8 | ![]() |
横に切ります。 |
コツ・ポイント
卵を冷やす時間は、15〜20分程度。締め方や冷まし方が足りないと形が定着しません(クッキングシートを巻かなくても形は定着します)。完成後、食紅で色を付けても良いです。
可愛い☆お花形のゆで卵
江戸時代からあった花形卵。お箸で挟んでおくだけで簡単にできます。お子様のお弁当にも。

材料 | 分量 (2人分) |
---|---|
卵 | 2個 |
食紅(赤) | 少量 |
手順
1 | ![]() |
固めの茹で卵を作る。茹でる前に予め卵に画びょうで穴を1つ開けておくと、後でツルッときれいに殻が剥ける。 |
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2 | 沸騰してから約13分茹でる。 | |
3 | 茹で上がったら、冷水にとりすぐに殻を剥く。 | |
4 | ![]() |
まだ熱いうちに菜箸と輪ゴムで挟み、コップなどに入れて、約30分程度放置してしっかりと形をつける。 |
5 | ![]() |
よく冷ました後、食紅を水で溶かし卵1個を浸して、15分程置いて着色する。 |
6 | ![]() |
卵の水気を拭き取り、横半分に切る。 |
コツ・ポイント
菜箸のはしを輪ゴムでとめ、しっかりと花形を作る。ゆで卵は冷めると固くなるので、茹でて熱いうちに形を作る。
レシピ概要
項目 | 内容 |
---|---|
食材分類 | 卵のみ |
主な食材 | 卵 |
主な調理法 | 漬ける(熱湯) |
道具 | 紙、箸か竹 |
主な使い方 | 本汁、取肴、二の汁、刺身 |
現代語訳
手順
1 | ゆで卵の殻を取り、熱い湯にしばらくつける。 |
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2 | 湯から取り出し、紙に巻き、箸や竹の型に入れて挟む。型の上から(糸などで)くくっておく。 |
3 | よく冷ました後に切る。 |
使い方など
本汁、取肴、二の汁、刺身
翻刻テキスト
手順
1 | 是も 紅煎貫たまごのごとくに かわを取て |
---|---|
2 | ずいぶん熱湯へ しばらく漬 |
3 | 取出し |
4 | 紙にまき |
5 | 箸にても 竹にても かたを入レ はさみ 上をくくりおき |
6 | 能さまして 切へし |
使い方など
遣ひやうは 前に同し(※簀子焼卵の項参照)
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ライセンス
『江戸料理レシピデータセット』(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター作成) 『日本古典籍データセット』(国文学研究資料館所蔵)を翻案 はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-SA)の下に提供されています。
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『江戸料理レシピデータセット』(CODH作成) 『日本古典籍データセット』(国文研所蔵)を翻案
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