『万宝料理秘密箱 卵百珍』のレシピです。翻刻テキスト、現代語訳、現代レシピの3種類があります。すべてのレシピに翻刻テキストを用意していますが、現代語訳と現代レシピは一部のレシピに限定しています。なお画像一覧からもレシピにアクセスできます。
現代レシピ
新食感!卵と大根のサラダ
江戸時代の卵サラダ。卵の甘さとさっぱり大根おろしの違う食感と味のコラボでお蕎麦屋さんのメニューに出来るほど美味しいです。
材料 | 分量 (4人分) |
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卵(Mサイズ) | 2個 |
大根おろし | 100g |
わさび | 適量 |
煎酒(又は白だし) | 25g(好みで) |
手順
1 | フライパンに油を敷いてペーパーで油を馴染ませ、かき混ぜた卵1個を1枚ずつ薄焼きにして錦糸卵を作る。 | |
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2 | 錦糸卵を千切りにする。 | |
3 | もう1個の卵を茹で卵にし(約13分茹でる)、白身を千切りにし、黄身は潰す。 | |
4 | 大根おろしの水気を軽く切る。 | |
5 | ボールに煎酒、わさびを入れてよく溶かす。大根おろし,錦糸卵、茹で卵の白身と黄身を入れてよく和える。 |
コツ・ポイント
卵をフードプロセッサーにかけると卵白のコシをしっかり切ることが出来、卵白と卵黄を均等に混ぜることが出来る。 煎酒を加えると大根おろしから水が出るので予め大根おろしは軽く水気を切っておく。 煎酒がない場合、白だしで代用可能。
レシピ概要
項目 | 内容 |
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食材分類 | 卵、野菜、香辛料 |
主な食材 | 卵、生姜汁か山葵、大根 |
調味料 | 煎酒 |
主な調理法 | 焼く、煎貫(にぬき)、すり合わせる(黄身・煎酒) |
翻刻テキスト
手順
1 | たまごを すいぶん うすく焼て |
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2 | 長サ一寸ほどに ほそくきり |
3 | 扨又煎貫たまごの 白味を みだれ切にうすくきり |
4 | 黄味は こまかに 手にてもみ |
5 | さて熬酒にて 右のきみを合セ とくとすり合セ |
6 | 生姜の汁か 山葵かを入レ 右せんきり たまごを入ル |
7 | 但し少し 大根おろしを いれるもよし 多分(をゝき)はあしし 料理方いろいろ有 |
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ライセンス
『江戸料理レシピデータセット』(情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 人文学オープンデータ共同利用センター作成) 『日本古典籍データセット』(国文学研究資料館所蔵)を翻案 はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-SA)の下に提供されています。
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『江戸料理レシピデータセット』(CODH作成) 『日本古典籍データセット』(国文研所蔵)を翻案
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